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メリー&クロスローズ特別公演 ”FRIENDSHIP” 大成功!Crossroads & Merry Artists Company [上演作品]



Crossroads & Merry Artists Company
Special Performance " FRIENDSHIP "
greeted the moving and impressive curtain call in a great success !!

 大入 満員御礼!

大好評をいただきました クロスローズ&メリー・アーティスツ・カンパニー特別公演 「FRIENDSHIP」 は皆様のおかげで無事に千龝樂を迎えることができました!

有難うございます! 心より御礼申し上げます。





ごあいさつ

芸術文化振興機構アーツ・アクティヴェイター
名誉理事   馬場駿吉


メリー・アーティスツ・カンパニーは米国のミュージカルとジャズを独自の構成によって、当地に紹介する公演を重ねて參りましたが、このたび、米国が誇るア・カペラの王者 "クロスローズ" とのコラボレーション公演 "FRIENDSHIP" を開催することになりました。

この快挙は当カンパニーの永見隆幸芸術監督と "クロスローズ" のジム・ヘンリーが米国の大学在学中からの親友であり、以来 これまでに しばしば舞台を共にして築いて来ました厚い信頼関係によって実現したものであります。

本公演には、東日本大震災の被害者に捧げる歌も用意されているということです。

公演題名 そのままの 太い友情の絆が紡ぎ出す響きを お楽しみ下されば 幸いに存じます。



babasensei.jpg
馬場駿吉 BABA Shunkichi

芸術評論家。俳人。名古屋市立大学名誉教授。

演劇、舞踊、音楽、美術、映像など
現代芸術最前線についての評論やエッセイを執筆。
句集、評論集、医学関係書など、著書多数。

平成18年に名古屋市芸術賞特賞、
平成19年に愛知県知事表彰、
平成20年に文部科学大臣表彰を受ける。

現在、名古屋ボストン美術館館長、
名古屋造形大学客員教授、名古屋演劇ペンクラブ理事長、





クロスローズ&メリー・アーティスツ・カンパニー
特別公演「FRIENDSHIP」


この種の公演は「名古屋飛ばし」を されることがあります。

馬場駿吉氏が『快挙』と表現されたように、この度の公演は
それとは"正反対"でした。

名古屋市芸術創造センター招聘公演である”FRIENDSHIP" こそが
初来日の ”クロスローズ” の 「日本で最初のステージ」として
脚光を浴びることになったのです。





merrycrossthree.JPG
" Why Do Fools Fall in Love " 恋はクセモノ
NAGAMI Takayuki, Artistic Director of Merry Artists Company
(center) & Crossroads Quartet (Fred Mike Jim Brandon)
永見隆幸 と クロスローズ (左から フレッド マイク ジム ブランドン)



merrycrossfour.JPG
" Why Do Fools Fall in Love " 恋はクセモノ
Fred Farrell Mike Slamka Tak Nagami Jim Henry Brandon Guyton
(left to right 左から)
フレッド・ファレル マイク・スラムカ 永見隆幸 ジム・ヘンリー ブランドン・ガイトン





♪ FRIENDSHIP ~ 心をつなぐ 人・音・魂 ♪


いよいよ CROSSROADS のハーモニーを皆さんにご紹介出来ることになりました!

どんな説明もいりません。

兎も角、心を澄ませて耳を傾けてください。

音楽が人をつなぎ、
そして、
人のつながりがあるからこそ音がつながり、共にハーモニーを奏でることが出来る。

まさにフレンドシップ!

この企画はタイトルどおり、ジムさんと永見先生が大学時代の親友だったことから始まりました。アメリカ大学時代から長い時を経て、日本での再会、夢の共演です。

たくさんの皆様のお力に支えられて実現した本公演ですが、何より素晴らしかったのは、「CROSSROADS と共にステージを創りたい」というハードルの高い企画立案に対して、否定的な言葉をついに一言も耳にすることなく、関った全ての皆さんが前向きに、実現に向けて力を合わせてくださったことです。

これこそ FRIENDSHIP!

心意気に支えられて、幕が開きます。


第1部では、平成22年度名古屋市民芸術祭特別賞をいただきましたメリー・アーティスツ・カンパニー第4回定期公演『SWING LIVELY』より一部を抜粋して上演させていただきます。

第2部は、世界中が注目するCROSSROADSのア・カペラのハーモニーを存分に。

第3部は、スペシャルなプログラム。
メリー&クロスローズが FRIENDSHIP を発揮します。


皆様からのお力添えに心からの感謝を込めて。。。





crossroads.JPG
Crossroads ~ 見事なハーモニーを披露した世界チャンピオン"クロスローズ"
左から フレッド・ファレル ブランドン・ガイトン ジム・ヘンリー マイク・スラムカ
Fred Farrell Brandon Guyton Jim Henry Mike Slamka (left to right)



merrycrossone.JPG
" Friendship " (Anything Goes) フレンドシップ
Nobu Brandon Tak Jim Mike Fred Shiro (left to right)
左から 塚本 ブランドン 永見 ジム マイク フレッド 米丸



merrycrossseven.JPG
" Friendship " (Anything Goes) フレンドシップ
Nobu Brandon Tak Jim Mike Fred Shiro (left to right)
左から 塚本 ブランドン 永見 ジム マイク フレッド 米丸





客席には

在名古屋米国領事館 首席領事 サリバン ご夫妻
音楽家 デューマス博士 ご夫妻
芸術評論家 名古屋ボストン美術館館長 馬場駿吉氏
演出家 伊豫田静弘氏(元NHKエグゼクティブ・ディレクター)
東海ラジオ放送 事業局 局次長待遇 部長 徳増年彦氏
美術connoisseur 土崎正彦氏
画家 愛知県立芸術大学教授 設楽知昭 ご夫妻
美術家 和歌山大学教授 高木栄一氏
造形作家・焼物作家 内田鋼一 ご夫妻
輪島より 塗師 赤木明登 ご夫妻
美術家 染谷亜里可氏
画家 吉本作次氏
造形作家 陶額堂工房長 長澤和仁氏
(順不同)
ほか 音楽家やダンサーなどのアーティストも!

東京、大阪、日本全国から お出かけくださいました。





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Merry Artists Company Dancers





公演のあとで、「永見先生をはじめ 海外のアーティストに伍して活躍する日本人アーティストを目の当たりにして嬉しかった」と、大勢の方が声をかけてくださいました。

もちろん クロスローズが素晴らしかったことは言うまでもありません。

既成概念、人気、流行、他人の評価などに左右されることなく、自らの耳で聴き、目で見て、きちんと判断してくださる感性と知性に優れた よい お客様に恵まれて 私達は本当に幸せです。





merrycrossfive.JPG
" It Don't Mean A Thing If It Ain't Got That Swing "
Tak (center), Crossroads & Merry Aritists Company
『スウィングしなけりゃ意味ないね』 
永見隆幸(センター) クロスローズ&メリー・アーティスツ・カンパニー



merrycrosssix.JPG
" It Don't Mean A Thing If It Ain't Got That Swing "
Tak (center), Crossroads & Merry Aritists Company
『スウィングしなけりゃ意味ないね』
永見隆幸(センター) クロスローズ&メリー・アーティスツ・カンパニー





千龝樂の夜、何と 「国盗り物語」など NHKドラマの演出で知られる
あの 伊豫田静弘氏から 永見先生宛に お便りを いただきました。
iyodas.JPG
レセプションでは英語が堪能な伊豫田氏の本領発揮!
通訳さんも英語ペラペラの伊豫田氏に たじたじ でした。

音楽劇やミュージカルなどの演出もなさる伊豫田氏にも この公演を
ご覧いただくことができて 私達は嬉しい気持ちでいっぱいです。





メリー・アーティスツ・カンパニー            
永見 隆幸 様                     


なんと魅力あふれるステージだったことでしょう!!
3時間近い公演ながら、息が詰まるような時間でした。

永見さん、ありがとうございました。
企画からステージまで さぞかしご苦労も多かったことと思います。
でも、今夜は永見さんの歌声をすっかり楽しませていただきました。

それにつけても、クロスローズの皆さん、歌声も素敵でしたけど、
ショウマンシップにあふれていて、見習わなきゃとつくづく思いました。

レセプションにもお招きいただき、その縁でブランドン・ガイトンの
奥様には会場でお礼を申し上げることができました。

メリーの皆さんも、いつもに増して輝いていたようです。
さらなる挑戦を期待しています。
ありがとう。


2012.6.10
伊豫田 静弘



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『ふるさと~見上げてご覧夜の星を』を歌う永見隆幸 piano 重左恵里


昨年は日本人すべてが涙しました。 そう 東日本大震災のことです。
クロスローズも心を痛め、被災者に捧げる歌を用意して来てくれました。
自分の歌を はさんで メドレーで お届けします。

永見先生の MC のあと

クロスローズの「赤とんぼ」 (編曲:ジム・ヘンリー)
永見隆幸 「ふるさと~見上げてご覧 夜の星を」 (伴奏:重左恵里)
再び クロスローズで「上を向いて歩こう」 (編曲:ジム・ヘンリー)

客席は水を打ったように静まり
多くの方が目頭を押さえて聴き入っていらっしゃいました。

この流れも大好評!
それにしても 美しい日本語の発音…


作曲畑の方が
クロスローズの あの二曲を続けて歌うのは 意外に平板かもしれない
間に 永見先生が ドラマティックなピアノ伴奏で 朗々と歌うことにより
タイトなハーモニーが一段と生きたような気がする
とおっしゃっていました。



特別公演「FRIENDSHIP」 大成功裡に終り おめでとうございます。
特に 東日本大震災の被災者に捧げる歌には 心打たれました。

 角川雅彦 さん
                               




merrycrosstwo.JPG
" Why Do Fools Fall in Love " 恋はクセモノ
Tak & Crossroads (Fred Mike Jim Brandon :left to right)
永見隆幸 と クロスローズ (左から フレッド マイク ジム ブランドン)



クロスローズが 永見先生の歌を 絶賛!


特に 「ミニー・ザ・ムーチャ」 と 「ジャンピン・ジャイヴ」が 大のお気に入り。 この二曲が キャブ・キャロウェイ の持ち歌であることから ずっと 永見先生を タック・キャロウェイ、キャブ・ナガミ と呼んでいました。

minniethemoocher.JPG
ミニー・ザ・ムーチャを熱唱する永見隆幸と合の手を入れるクロスローズ ♪
Minnie The Moocher by Tak NAGAMI(solo)&Crossroads

takjampinjive.JPG
ジャンピン・ジャイヴも 永見隆幸のソロとクロスローズの合の手という贅沢な組合せ!
Jumpin' Jive by Tak NAGAMI(solo) Crossroads&Merry Artists Company


リハーサルにおいても 「おじいさんの時計」の ティク・タック・ティク・タックと擬音で歌うところを 「ティク・タック・タカユキ」と歌うなど、本当に楽しそう! お互いに一目置いている様子が素適で、いろいろ 勉強になりました。



PHOTO:田中聡(テス大阪)
誠に恐れ入りますが 「写真の転載は厳禁」ですので ご了承ください。

PHOTO: TANAKA Satoshi (TES OSAKA)
Sorry but the reproduction of the photograph is strictly forbidden.





在名古屋米国領事館 ハリー・サリバン首席領事と 名古屋ボストン美術館 馬場駿吉 館長が 公演成功の祝意を お伝えくださるため カーテン・コールの後 わざわざ楽屋に 永見先生とジムさんを訪ねてくださいました

consul.JPG
右側の お二人が ハリー・サリバン首席領事 ご夫妻
中央は 馬場駿吉氏 その左隣が永見隆幸芸術監督
左端は クロスローズのジム・ヘンリー氏 





お二人の恩師 Dr.デューマスを クロスローズと共に 日本に ご招待しました。

dumastudents.JPG
愛弟子 ジムさんと永見先生を両手に嬉しそうな表情を見せるDr.デューマス 大学の音楽学部 元 学部長様!



・「FRIENDSHIP」を ご覧になっての ご感想


タカユキは期待に背かぬ素晴らしいステージを披露した。 ジムとクロスローズも 本当に凄くよかった。 メリー・アーティスツ・カンパニーのパフォーマンスも ワンダフル。 しかし、最高の「もてなし」は、レセプションの時にタカユキが歌った リヒャルト・シュトラウス! 「あんな歌は滅多に聴けるもんじゃない。」ですって…



・「大学時代、永見隆幸はどんな学生でしたか」という質問に答えて


合唱活動が盛んな大学だったので、いくつもの合唱団が学内にあった。 選抜のベスト・メンバーによる合唱団がユニヴァーシティ・クヮイアーでタカユキも ジムも その一員だった。 (Dr.デューマスがディレクター)

テノールのソロは、彼が在籍している間、全て彼が歌った。長い間、タカユキの右に出るテノールは出現しなかったんだ。 確か タカユキはメンバー・オブ・ジ・イヤーにも選ばれていたはずさ。

" Tak stole the show again!! "(また タックが舞台を独占、人気をさらった!) 彼が出演したステージに つきものの「決り文句」さ。 スタンディング・オベーションさえも当り前のこと。

タックは在学中 ずっと "スター" だったし、その後も "スター" で あり続けたんだよ。





anythingucanone.JPG
" Anything You Can Do I Can Do Better "
アメリカ大学時代 どちらが歌手ナンバー・ワンだったかでモメる、ジム(中央)と永見(左)。



anythingucatwo.JPG
" Anything You Can Do I Can Do Better "
高い音なら負けないとばかりに『コン・テ・パルティロ』(Time To Say Goodbye)のエンディングを歌い上げる 永見 と 「どんな構造になっているのだろうか」と 永見の喉を覗き込む ジム。







永見隆幸様

ご無沙汰しております。
公演、楽しくてめちゃめちゃカッコよかったです。
参りました!
次回も楽しみにしております。
お疲れのところすみません。

長澤和仁さん(造形作家)
nagasawak.jpg







すごく評判よかったですよ!

高い声も 低い声も、出すのはすごく難しいと思うけど
タカさんとジムさんの声が重なると、あんなに綺麗に
聴こえるんですね。

タカさんとジムさんのコラボもっと聴きたかったな~
ぜったい飽きないと思う ♪

とにかく、とっても楽しませていただいて、あっという
間の2時間半でした。有難うございます。

柘植恵美さん







uchidaakagione.JPG
客席には 内田鋼一夫妻と 赤木明登夫妻の姿も ♪







 ビッグバンドのメンバー 


taktsutomushuhei.JPG

①渡辺勉さん (トランペット)

・その一、HP【フレンドシップ】 より

先日、尊敬するメリー・アーティスツ・カンパニーと、何とかって大会で世界一になったコーラスグループ クロスローズとの共演公演がありました。 タイトルは「フレンドシップ」。 まさにタイトル通りの友情あふれる公演となりました。 いつもの様に音合わせ、場当たり、ゲネ、本番と長丁場でしたが、とても楽しく演奏させていただきました。 個人的にはクロスローズから「Amazing!」「You are Man!」などと言われました。 意味はわかりませんが、たぶん叱られてはないと思います。(先方が笑顔で握手求めてきたし・・・) 俺的には「しまった・・またやらかしたか・・」などと思いましたが、周りの反応をみる限りでは褒められてる感がありました・・・ が 勘違いで何か ご迷惑をおかけしてたならゴメンなさい。 今回はバンドがステージ上だったので 疑惑の目を向けられることもなく平穏無事でした。 マリエ姫のスッピンが見れなかったのは非常に残念でなりません・・。

・その二、永見先生宛メール 【夜分すいません】 より

先日は素晴らしい公演に参加でき とても光栄でした。 また、ご一緒できるのを楽しみにしています。 皆さんに宜しくお伝えください。(特に桜井軍曹 加藤さん 塚本さん マリエ姫 キョウコ女王様 ヤンキープリン頭様) いつかマリエ姫のスッピンを見る為にこれからも精進致します。 夜分遅くに失礼しました。
m_ _m
♪ 渡辺勉 ♪


②水野修平さん (ピアノ&アレンジ)

永見先生の歌と英語が素晴らしかった。 歌が素晴らしいというのは「音楽のこと全体が本当に解っている方の歌だ」という意味です。(ホール・ホワイエにて)





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Fred Farrell Mike Slamka Tak Nagami Jim Henry Brandon Guyton (left to right)
Crossroads & Merry Artists Company
Special Performance " FRIENDSHIP "
greeted the moving and impressive curtain call in a great success !!
メリー&クロスローズ特別公演『フレンドシップ』は 感動的かつ印象的なカーテン・コールを迎えました!





emitak.JPG
塚本恵美さんも、永見先生は元々すごい歌い手だけれど、以前より少なくとも倍はパワー・アップしてる。どこまで行くんだろ…と驚いていました。
 
ベテランになるまでに無理を重ねるとビブラートがコントロールできなくなって声が大きく揺れたり、荒れたりして、段々歌えなくなるらしい という話です。

正しい歌い方で、人知れず修練を重ねて来られた賜物なのでしょうね。





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大入満員のお客様に迎えられて グランド・フィナーレ!







豪華で暖かい舞台と演奏、永見さんの人柄をあらためて感じました。 お疲れさまでした。といっても お休みできないことと思いますが…

染谷亜里可 さん (美術家)         someyarikanew.jpg     







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クロスローズ伊丹ショウに駆けつけた永見隆幸。 クロスローズと奥方たちと。
Brandon Guyton, Noemi Guyton, Fred Farrell, Kim Farrell, Jim Henry, Takayuki NAGAMI, Geda Henry, Mike Slamka, Traci Slamka (left to right) 皆が大きいクロスローズの中に入っても 永見先生 背が高い…
みんなイイ表情を浮べています!





Special Performance FRIENDSHIP 後日譚



クロスローズ伊丹ショウ終演後、ロビーでクロスローズが突如歌い出しました。

そして 永見先生を取り囲んだのです。何事が起こるのかと固唾を呑む聴衆…

何と 彼らが歌い出したのは"Why Do Fools Fall In Love ~ 恋はクセモノ"! 永見先生が Lead の ア・カペラ・クィンテットです。

一瞬戸惑いの表情を浮べられた永見先生でしたが、そこはプロのアーティスト! 見事に歌い切って
万雷の拍手と喝采を受けていらっしゃいました。 サスガ…



"Tak & Crossroads" その後については こちらをクリック!
 ↓
http://merry-uta.blog.so-net.ne.jp/2012-06-28
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Click here "Tak & Crossroads" ♪



永見隆幸&ジム・ヘンリー共演!は こちらをクリック!
 ↓
http://merry2.blog.so-net.ne.jp/2012-08-15
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Click here to see FRIENDSHIP co-starring Tak Nagami & Jim Henry ♪



メリー&クロスローズ特別公演フレンドシップ詳報は こちらをクリック!
 ↓
http://merry2.blog.so-net.ne.jp/2012-07-20
 ↑
Click here to see "Crossroads & MAC FRIENDSHIP" ♪





フレッドさんから、帰国後、永見先生に宛てて送られた手紙


Tak,
We are still on cloud nine after our trip to Japan... we cannot thank you enough for your efforts, and we are also looking forward to "the next time". In fact, we were discussing some possible projects and would love to get your thoughts.
We can talk more about it this weekend and feel like you could be an integral part of a project like this.
Fred
FredFarrell.jpg
タック、
日本への旅行の後、僕達は未だに この上なく幸せです...  君の尽力に対して充分と言えるほど、僕達が君に感謝を捧げることは不可能です。そして、僕達は 『 次回 』 も また楽しみにしています。 実際、僕達はいくらかの可能性があるプロジェクトを検討していて、君の考えを聴かせていただきたいと思っているのです。
今週末には、そのことについて もっと話すことができるでしょう。そして、君が このようなプロジェクトの不可欠なパートであり得るように感じています。
フレッド





ジムさんから、帰国後、永見先生に宛てて送られた手紙


Hey Tak,
Needless to say we had a great time in every way, from the performance itself to just having the chance to meet all the talented and wonderful people who make up Merry Artists Company.
I'm thrilled that you are able to come to the show.
Take care. Can't wait to see you.
Jim
jimhenry.jpg
ヘイ タック、
言うまでもないけど、公演(FRIENDSHIP)それ自体から メリー・アーティスツ・カンパニーを構成する才能豊かな素晴らしい人たち全てに会う機会を得たことまで、僕達は、あらゆる点で、この上なく素適な楽しい時間を過ごしたよ。
君が(アンバサダーズ・オヴ・ハーモニーのアニュアル・)ショー に来てくれるんでゾクゾクしてる。(The Ambassadors of Harmony Annual Show - Voices in Harmony 2012)
元気で。 会うのが待ち遠しいな。
ジム







friendship.JPG















Special Performance "FRIENDSHIP" Co-Starring Crossroads & Merry Artists Company was a great hit !! [上演作品]



hyoshi.jpg
Crossroads + NAGAMI Takayuki & Merry Artists Company



・Organizer:
Merry Artists Company
Nagoya City Performing Arts Center
・Co-Organizer:
Arts Promotion Organization "Arts Activator"
・Cooperator:
Smile Musical Academy
C.U.G. Jazz Orchestra
・Supporter:
Consulate of the United States Nagoya, Japan
Nagoya American Center
Nagoya/Boston Museum of Fine Arts
Chunichi Shinbun (newspaper publishing company)
Tokai Television Broadcasting Co., Ltd.
Tokai Radio Broadcasting Co., Ltd.
Aichi Prefectural Government
City of Nagoya
Aichi Prefectural Board of Education
Nagoya City Board of Education
・Assistant producer:
Management Pro
・Producer:
The Delightful Company
Office:D-Smile



merryfeaturingcrossroadsthree.jpg
Crossroads & Merry Artists Company at the rehearsal
It is Brandon Guyton to hold out his left hand.
Takayuki Nagami, the Artistic Director of the Merry Artists Company
is the right side of Brandon
Jim Henry is the right side of Tak
Mike Slamka is the right side of Jim
Fred Farrell is the right side of Mike



merryfeaturingcrossroadsone.jpg
The souvenir picture after the curtain call
The second row : Takayuki Nagami (center) & Crossroads
Fred Mike Tak Jim Brandon (from left to right)
The front row : the Smile Musical Academy.
The rest : the Merry Artists Company & C.U.G. Jazz Orchestra





The following people were in our audience too.
(names listed without honorific titles in random order)

Harry Sullivan, U.S. Consulate Nagoya’s Principal Officer
Doyle Dumas, Musician (Tak & Jim's teacher at college)
Shunkichi Baba, Director of Nagoya/Boston Museum of Fine Arts
Shizuhiro Iyoda, Stage Director (Former NHK Executive Director)
Toshihiko Tokumasu, Director of Tokai Radio Broadcasting Co., Ltd.
Masahiko Tsuchizaki, Fine Art Connoisseur
Tomoaki Shitara, Painter & Professor of Aichi Prefectural University of Fine Arts and Music
Eiichi Takagi, Aritist & Professor of Wakayama University
Koichi Uchida, Artist & Ceramist
Akito Akagi, Artist & Japanese Lacquer Painter from Wajima
Arika Someya, Artist
Sakuji Yoshimoto, Painter
Kazuhito Nagasawa, Artist, Ceramist & the atelier chief director of Togakudo
Other Musicians, Artists, Dancers, and so on.

To NAGOYA,
the audience gathered from all over Japan
including Tokyo & Osaka !





consul.JPG
(names listed without honorific titles from right to left)
Milady of U.S. Consulate Nagoya’s Principal Officer
Harry Sullivan, U.S. Consulate Nagoya’s Principal Officer
Shunkichi Baba, Director of Nagoya/Boston Museum of Fine Arts
Takayuki Nagami, Artistic Director of Merry Artists Company
Jim Henry, Crossroads & Artistic Director of Ambassadors Of Harmony





merryfeaturingcrossroadstwo.jpg
A bunch of "Godzilla"s (center :Tak NAGAMI &Crossroads) are attacking kids!



Click to see "Merry & Crossroads special performance" ♪
 ↓
http://merry-uta.blog.so-net.ne.jp/2012-06-18-1



2012年3月3日 小牧市音楽鑑賞講座 メリー・アーティスツ・カンパニー [上演作品]


小牧市味岡市民センターにて開講されました 音楽鑑賞講座♪

音の散歩道 第5回 (フィナーレ) は

中部フィルハーモニー交響楽団の皆様と
メリー・アーティスツ・カンパニー のコラボレーション!

初の組み合わせで 制作過程もわくわくの連続でした♪


1年間を通して開講されている 『音楽鑑賞講座』 の締めくくりとなる演目でしたので
とにかく、楽しく! 
そして、受講される方々が 来年も是非続けたい と思っていただけるように、
欲を言えば もっともっと他のステージも観てみたいと思っていただけるといいなぁ
との想いを込めて

メリー・アーティスツ・カンパニーのいつもの?メンバーに加えて
スマイル・ミュージカル・アカデミーの選抜メンバーも参加!
一同 心をこめて つとめさせていただきました♪


1幕は ピアノ伴奏で 山田純教授の楽しい解説とともに。
いろいろな ミュージカルのワンシーンの再現を。
もちろん
お客様に 参加していただけるコーナーもあり!

写真 (3).JPG

2幕は 中部フィルハーモニー交響楽団の贅沢な演奏とともに。
名曲をピックアップして 歌に踊りに 華やかに盛り上げながらも
解説を加えて ご存知ない方にも分かりやすい内容に。

きっと もっと見たい!!!もっと踊りたい?!
と 欲求不満な部分も?!あったのでは ないかと思いますが (笑)

ステージ上から お客様が 一緒に踊ってくださっているのを見て
出演者も大変うれしく、いつも以上に張り切って 歌い、踊りました~
また 是非! ご一緒いたしましょう♪


盛り沢山な内容と
山田先生のファンのみなさまにも ご満足?!いただけたのではないかと思いますっ



この企画に お招きいただきましたことに感謝します♪




P.S.

プログラムに掲載されたメリー・アーティスツ・カンパニーのプロフィールです。


メリー・アーティスツ・カンパニー

メリー・アーティスツ・カンパニーの旗揚げは平成17年、愛知万博の年、2005年です。万博での活動が認められた桜井ゆう子主宰のスマイル・ミュージカル・アカデミーを中心に、「本物の舞台を東海地方から発信したい。」と意気込む仲間が、主に海外で活躍する永見隆幸芸術監督のもとに集結。塚本伸彦と宇佐見祐林が加わって(アメリカで活躍した 永見、塚本、宇佐見は、当初、メリーのニューヨーク・トリオと呼ばれた。)強力なスタッフ陣を構え、第1回定期公演開催にこぎつけたのが、2年後の平成19年でした。

ミュージカル、クラシック、ジャズなどの名曲を、海外やプロの団体で活躍した出演者が、歌とダンスで展開するストーリー。ウケねらいや手抜きをせず、手間暇をかけて一から丁寧につくり込んだ舞台は、「芸術とエンターテインメントが両立するステージ」と高い評価を受け、新聞やテレビにも取り上げられ、第4回定期公演「スウィング・ライヴリー」が名古屋市民芸術祭特別賞を受賞しています。

本年(平成24年)6月10日(日)、名古屋市文化振興事業団の主催で、名古屋市芸術創造センターにおいてバーバーショップ・ハーモニー協会2009インターナショナル・チャンピオン・カルテット「クロスローズ」とコラボレーション。「メリー・アーティスツ・カンパニー」と実質世界一のア・カペラ・グループ「クロスローズ」との共演は大きな話題になっています。11月10日(土)と11日(日)には、今や恒例の、第6回定期公演も企画され、ますますメリー・アーティスツ・カンパニーの活動からは目が離せなくなって来ました。

「老若男女誰もがワクワクし、胸がときめいて『生きる喜び』を感じる。お客様の『心』に届く舞台を創り続けて来た。」と定評のあるメリー・アーティスツ・カンパニーのステージを、どうぞ、お楽しみください。





“お客様の ご感想”



ほんとによかったです。

用事があって公演のあと直ぐに帰らなければならず
一番後ろで立って聴いてたのに、
鳥肌が立ちました
永見隆幸さんの「コン・テ・パルティロ~タイム・トゥー・セイ・グッバイ」・・・

隆さんの「ジス・イズ・ザ・モーメント」(ジキルとハイド)も 大好きだな~!
シンフォニー・オーケストラがバックで生演奏してると迫力ありますね♪

一緒に行った方は、普段コンサートやミュージカルに行かない人だけど、
とっても喜んでくれました。 感動したって。

行ってよかったです。ありがとうございます。


柘植枝美





しっかり堪能させて頂きました。 楽しかったです♪
おかげさまでフル充電出来ました!
3月末の名古屋能楽堂ライヴが待ち遠しいです。

素敵な歌と舞台、いつもありがとうございます。
しかし、
入場料は ステージのクオリティを考えると 安すぎですね…


西尾崇志





小牧でこんなステージに出会えるとは!すばらしい舞台にびっくりしました。

中でも永見隆幸氏の独唱は圧倒的でした。
フィナーレに歌われた「タイム・トゥー・セイ・グッドバイ」の
最後のクレッシェンドには本当に驚きました。

単に声が豊かなだけではなく、ニュアンスに富んだ表現力が抜群です。
特に「ジス・イズ・ザ・モーメント」と「タイム・トゥー・セイ・グッドバイ」は凄かった。

シナトラの「レット・ミー・トライ・アゲイン」を生で聴くのは久しぶりです。
思い出のある曲で、ビロードのようなテナーの美声に、胸がいっぱいになりました。
「ニューヨーク・ニューヨーク」を あんな風に料理して
自分のものにしている歌手は他に知りません。

ジャズ・シンガーは ムードだけで いい加減になりがち、
クラシック出身の方が歌うと わざとらしくなりがちなのに、
それがなく、とっても自然だったので 歌に浸り切れました。

何だか もったいない という気持ちになりました。
贅沢な時間をありがとうございます。


T.Y. 男性 66歳





プロのアーティストの方たちと 一緒に歌ったり、一緒に振り付けを おさらいしたり、
お話も とってもよくって、久しぶりに心と体と頭と全部使って、楽しかったデス♪

メドレーなんか、今までに聞いたことがないくらいテンポや強弱のつけ方にメリハリが
あったし、わくわくして手汗いっぱいかいちゃいました。
出演者の人達も絶対に楽しんでやってますよね。

いろんなことが勉強になりました。ありがとうございます。
自分の進路に迷っていたのですが、もうちょっと音楽をがんばってみることにします。


M.S. 女性 20歳代





ますます 皆様に喜んでいただけるステージを創り続けてまいりますっ


ご協力いただきました皆様に心からの感謝を込めて。





SWING LIVELY! メリー・アーティスツ・カンパニー公演スウィング・ライヴリー♪ 清水信氏 論評! [上演作品]


2010年11月13日&14日 
名古屋市芸術創造センターにて

第4回定期公演 SWING LIVELY 

たくさんのご感想や たくさんのお花!たくさんの差し入れ!! 

本当に有難うございました。


出演者一同

心より感謝いたします。


皆様からの 温かいお言葉と 熱い拍手により キャスト・スタッフも育っていきます。

これからも お楽しみいただけるステージを創り続けますので

どうぞ 宜しくお願いいたします♪


書きたいことは山のようにあるのですが

まだまだ

衣装整理 残務処理 などなどに追われています。


ご覧いただけなかった方々からのリクエストがありましたので
公演写真の一部と 論評を掲載しま~す ♪



merry4-1.JPG





永見隆幸&M.A.C.『スウィング・ライヴリー』
文芸評論家 清水 信



メリー・アーティスツ・カンパニーの第4回定期公演である
ジャズ・ミュージカル『スウィング・ライヴリー』を楽しく観た。
2010年11月14日夜、名古屋市芸術創造センターである。

前回の『LOVE』と同じく、その設定が、
何十年と全国の同人雑誌を読んでは、
真の文学とは何かと考えをめぐらせている自分にとっては、
実に親しみの持てるテーマなのであった。

つまりブロードウェイ進出を夢見ながら、
フィラデルフィアの場末のイースト・イースタン劇場で、
トライアウト公演に甘んじている若く貧しいミュージシャンたちの、
日常と希望を描いているのだ。
それは、あたかも、文学同人雑誌で身銭をはたいて、
小説を書き続ける我らの仲間の姿と似ている。

巡業という地方での修行が、こんなにも明るいのは、
大劇場での公演という夢と、その質において、同価であるという信念のためだ。

『シング・シング・シング』で始まるステージ上の活気は、
最後まで失われることはない。
もちろんデューク・エリントンの『スウィングしなけりゃ意味がない』を
思い浮べる観客の期待は、裏切られることがない。

芸術監督 兼 主演の 永見隆幸は恰幅も良いし、
声量もあって抜群。 ややスローな動きも味がある。
しかし、今回はジョニー役の塚本伸彦がフル出演で、舞台の推進力となっていて、
カンカンも踊る10人の女性ダンサーズも、
可憐なタップを披露してくれる6人のキッズ・ダンサーズも快調だったし、
(演出、振付は桜井ゆう子)客席も使った出演者の配置も適切であった。
そして何よりもオーケストラの情熱的な演奏ぶりと、
その劇場を満たす波涛の如きサウンドにはしびれた。

ジャズとミュージカルというカテゴリーの差異に驚く者は、誰もいないし、
むしろストーリーを内包しているジャズの方が自然に思えてくる。
「努力をひけらかさないダンディズム」とは、
当公演のパンフレットに見つけた一語だが、
まさにそれを具現化した成功作であった。

少数精鋭の達成するロマンとも、お道楽ステージの極致とも考えられるが、
向日性の強い在り方には共感を覚えざるを得ない。

次回がたのしみだ。
    
(永見隆幸&MAC公演 ミュージカル評 『清水信 時評集』より)







shimizusensei.jpg 清水 信 SHIMIZU Makoto

文芸評論家。

大学生時代より、小林秀雄、山本有三、横光利一、萩原朔太郎らの薫陶を受ける。
卒業後、外務省事務官として北京日本大使館に勤務。
この間、中園英助らと「燕京文学」を創刊。
また、最初の評論集『日曜手帳』(北京書房刊)を刊行。

昭和37(1961)年、『当世文人気質』によって第3回近代文学賞を受賞。
(近代文学賞は評論の芥川賞と称され、
 第1回は吉本隆明、第2回は立原正秋が受賞。)
芥川賞、直木賞、織田作之助賞など、
数々の文学賞の選考委員や予備選考委員を歴任した。
新聞や雑誌の文芸評論、講演などでも活躍する。

平成19(2007)年 第60回中日文化賞受賞、
(中日文化賞 受賞者には、梅原猛、山口誓子、
 山岡荘八、杉本健吉、飯田経夫 ら がいる。)
平成20(2008)年度 三重県県民功労者賞受賞。
中部ペンクラブ顧問。三重文学協会 会長。全国同人雑誌センター主宰。
「清水信文学選」(全101巻)ほか 著書多数。










メリー・アーティスツ・カンパニー第4回定期公演
ジャズ・ミュージカル『スウィング・ライヴリー』       美術家 鷲見麿      


すばらしい公演で存分に楽しみました。
ありきたりではない構成が面白く、感服です。

前半は演劇的な要素が多く盛り込まれていたので、
「この後どんな風になるのかな」と思っているうちに、
何と、我々見ている側も気がつけば舞台に参加しているではありませんか。
新鮮な体験でした。

ステージのカーテンの赤い色が印象的で、その存在が空間をダイナミックに…
ダンサーの衣装の色彩はとてもキレイで、まるで絵画を鑑賞しているかのよう。

後半になると、「平面から立体へ」と言いますか、3Dムービーさながら、
こちらに飛び出して来そうなイメージが強く、スリリングでした。

特に、劇中劇のアンコールで永見氏が歌う
『コン・テ・パルティロ~タイム・トゥー・セイ・グッバイ』は圧巻、
今も心に残っています。







『旅立ちの歌』       Merry Fan 30歳 女性


『コン・テ・パルティロ』はイタリア語で「君と共に旅立とう」という意味らしい。
英語のタイトル『タイム・トゥー・セイ・グッバイ』が有名になって
誤解され易いけど、別れの歌というより旅立ちの歌。

大好きな曲ですが、ボチェッリやサラ・ブライトマンを聴きすぎて
チョッピリ飽きてたトコです。
そんな時にメリー・アーティスツ・カンパニーの
ジャズ・ミュージカル『スウィング・ライヴリー』に行きました。

舞台のクオリティの高さにびっくり。テンポのよい展開にびっくり。
あれよあれよと言う間に時は過ぎ、シメにスゴイのを聴いた。

さすが世界に通用する音楽家の歌!と納得する見事な独唱です。
立派な、オペラアリアのような風格。
永見さんの声は迫力があるのに、やわらかくて深い。

旅立ちの歌は、語りかけるように始まり、次第に朗々と歌われます。
そして転調。 鳥肌が立つ…

いよいよフィナーレ!
美しいテナーの高音は どこまでも伸び
ずーっと広がって ホールを満たして行く。

感動… 涙があふれてとまらない。

ヤバイ… あわてて涙をふきながら まわりを見渡すと、
友達もみんな、ほかのお客さんまで泣いてました。
                                     
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NAGAMI Takayuki sings
Con Te Partiro (Time To Say Goodbye)
PHOTO:田中聡(テス大阪)   




メリー・アーティスツ・カンパニー第4回定期公演
ジャズ・ミュージカル『スウィング・ライヴリー』       李 大宗 (イ テジョン)


初回定期公演『ボビー・ダーリンの時代』で、ハートをギュッと掴まれて以来
メリー・アーティスツ・カンパニーの舞台を心待ちにしているひとりとして
声を大にして言いたい。 “ 文句なしに楽しめました!! ”

回を重ねるごとにパワーupするステージ。すばらしい演出! 特に今回の展開は、
今の若い方だけでなく、おっさんの域に入った私にも感情移入させる物語でした。

“ん十年前” 妄想に近いサクセス・ストーリーが錯綜していたあの頃。
毎日空回りの連続で… 。 しょ、塩っぱい思い出がよみがえります。

所々脱線しながらも、支えあい信頼しあう。
今、生かされている喜びを最高のパフォーマンスで結ぼう。
評価なんて恐れない。 俺達の心意気を感じてくれよ!!

舞台の上で、歌って踊るメンバーの立ち振舞いは、
メリー・アーティスツ・カンパニーの舞台裏?! (笑)

こんなステキなストーリーって、いったい誰が脚本を考えているんだろう?

すると私の耳にも聞こえてくるのです。ディックとチャーリーの声が。
「もちろん心得ていますよ。 トップ・ダンサーは 貴方の… シンディで!」
いや 私の贔屓は、キャロル?なのだ。 (笑)



第4回定期公演スウィング・ライヴリーは こちらをクリック!
 ↓
http://merry-uta.blog.so-net.ne.jp/2010-09-05
 ↑
Click here to see SWING LIVELY ♪ 



メリー・アーティスツ・カンパニー SWING LIVELY!初日報告♪  [上演作品]


本日 2010年11月14日!

無事初日の幕を上げることができました~♪


これも たくさんの皆様のお力添えを頂いているからこそ と 感謝しています。


舞台の写真、みなさまからお寄せいただいた感想などは また 後日!



4omote.JPG



今年は 聴き応えのあるハーモニー や ご存知 Sing Sing Sing など 盛りだくさん ♪

まだまだ 明日もあります

お時間の都合のつく方は 足をお運びくださいませ!

「観なきゃソンですよ~~~」 は 芝居の中に出てくるセリフです (笑)



第4回定期公演スウィング・ライヴリーの詳細は こちらをクリック!
 ↓
http://merry-uta.blog.so-net.ne.jp/2010-11-18
 ↑
Click here to see the details ♪





小牧 秋の音楽祭2009 ♪ 『HOPE』 special version メリー・アーティスツ・カンパニー [上演作品]


岡崎公演に続いて小牧市秋の音楽祭2009に出演させていただきました

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こまき 秋の音楽祭 2009
メリー・アーティスツ・カンパニー/ジャズ・ミュージカル
HOPE ~ Special Version

komakiofficial.JPGクリックすると読めます
こまき 秋の音楽祭2009  公式パンフレットより



公演会場:小牧市 市民会館 大ホール 小牧市小牧二丁目107番地5
日時:10月4日(日) 11:30~12:30
入場料:無料 (要整理券)

お問合せ:小牧市教育委員会 文化振興課 文化振興係

整理券は東部・味岡・北里の各市民センター、中部公民館、小牧勤労センター、
小牧文化振興課、市民会館、まなび創造館で配布されました。



岡崎公演から 2ヶ月ちょっと。
しかも その間には他のステージもたくさんあり
バタバタした中で迎えた本番でしたが
その分 エネルギーが集中していて とても良いステージになったと思います ♪



この公演には
前日の夕方に 『公開リハーサル』 という オマケまであり
ステージ上でのリハーサルを 解説を入れながら ご覧頂きました。

リハーサルを観て 次の日の本番をご覧になった方からは
いつもと違う視点でステージを観る事ができたと好評の様子 ♪

たまには こういう企画もよいですね!



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NAGAMI Takayuki ( Lead Vo.) 

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体でアルファベットを つくりながら お客様と “Love” を歌う塚本伸彦(中央)
( 永見先生の十八番 “ Love ” は もはや塚本さんのレパートリーにも )

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Anything You Can Do I Can Do Better!(Trio)
君ができることなら 何でも 自分の方がうまくできる!
長く歌える ♪ と 永見隆幸(右) 息切れ…する二人 真井聖美(中)&塚本伸彦(左)





“ お客様の ご感想 ”


ジャズ・オーケストラ(Big Band)をバックに歌と踊りを見せるということで、ちょっと昔見た ソフィスティケーティッド・レディ の舞台を思い出しました。
スタンダードと タップを中心にしたダンス、王道ですな。
地元にこんなステージを提供してくれる人たちがいるというのがうれしい! 





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The leading actor &singer NAGAMI Takayuki


PHOTO by ZINZIN-san



ジャズ・ミュージカル『LOVE』メリー・アーティスツ・カンパニー [上演作品]


みなさま m( _ _ )m


メリー・アーティスツ・カンパニー の ほとんど更新のない この blog に苦情をお寄せいただいたみなさま ありがとうございます

苦言は しっかとお受けいたしました。

すみません ・・・ m( _ _ )m

で。
大変遅くなって もうしわけございません。

今更ではございますが 次回公演の お報せです♪


今回も
Merry Artists Company のメンバーによる 歌とダンス ビッグバンドの演奏 などなど 見所たくさんの ゴージャスなステージをお届けします♪

芸創センターのホールをよくご存知の方でも あんまり ご覧になったことのないような ステージの使い方?をしていたり ちょっと楽しい趣向もあります♪

是非是非 みなさまお誘いあわせのうえ ご来場くださいませ♪


メンバー 一同 お待ち申し上げております!!!



メリー・アーティスツ・カンパニー
ジャズ・ミュージカル  LOVE

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出演:
永見隆幸 & メリー・アーティスツ・カンパニー (塚本伸彦 米丸史朗 他)
CUGJO


公演日:
11月14日(土)&15日(日)

日  時:
11月14日(土)17:30開場 18:00開演
11月15日(日)16:00開場 16:30開演

入場料:
指定席/1階 S席5,000円 A席4,500円
自由席/2階 3,500円(学生3,000円)

公演会場:
名古屋市芸術創造センター
 名古屋市東区葵1-3-27
 TEL.052-931-1811


プレイガイド:
・ローソンチケット 0570-000-777(10:00~20:00) 本公演のコード L:48182
・愛知芸術文化センタープレイガイド 052-972-0430
・スマイル・ミュージカル・アカデミー


お問合せ :
・マネージメント・プロ TEL:052-735-3151
・スマイル・ミュージカル・アカデミー TEL.0568-34-8078





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The Leading Actor & Singer : NAGAMI Takayuki      PHOTO:田中聡(テス大阪)





感性と知性、主観視と客観視の 両立する 多面体
芸術文化振興機構アーツ・アクティヴェイター理事 土崎正彦



 メリー・アーティスツ・カンパニーの永見隆幸さんを知るようになったのは、たしか2002年のことですから、それほど昔のことではありません。伏見の雑居ビルにある私の小さな画廊を訪ねて下さったのが最初の出合いでした。

ちょうど設楽知昭さんの個展を開催しておりました。万人向きとは云い難い、含蓄のある作品内容を、
的確に読み解いて頂いたとの印象が今も鮮明に残っています。

クラシックからジャズまでを範疇にされる音楽家であると知ったのはその後のことです。

そんな永見さんが美術の見者としても一頭地を抜けておられると判るまでに長い時間は要しません。
こうして画廊の仕事をしていますと、見ている人を見ていればどことなく伝わることがあるものです。
冴えない勘頼みで褒められたものではないのですが、初対面の印象で不思議と伝わります。

その後しばらくして、永見さんがただの見者ではなく美術評論もなさる著作家でもあると知り、私としては汗顔の態です。

たしかに世に万能は存するもので、それは感性と知性を希にバランスよく備え持つからこそ
ありうることだと思います。

またスポーツ選手のフォームにも通じることですが、自らのフォームが見えると一流とよく云われます。主観視と客観視のバランスもその重要な要素です。

それらを備え持つからこそ異なった世界にありながら自己を十全に発揮できるのでしょう。


 そのような永見さんにとって幹はあくまで音楽、美術は枝や葉と申し上げても叱られはしないと思います。
ただ私には互いが効能を支え合う一本の樹木こそ大きく枝葉を拡げる多面体の永見隆幸さんに見えています。
音楽と美術が個の中でたがいに干渉しあい、より大きな個を形成しているように思えるのです。
全く人の可能性には限りがありません。

 そんなご縁を得て以来、歌うことなど以ての外、鑑賞はせいぜいラジオやレコードであった私に
生の舞台に接する機会が増えました。とても嬉しいことです。

メリーのライヴは、まずソリストとして個々のアーティストの歌とダンスの鍛え抜かれた素晴らしさ、
その上で、マスとしての卓越した和と同調性がなによりの魅力です。子どもたちのいきいきとした演技にも心が和みます。加えて、迫力満点のオーケストラの共演はまさに鬼に金棒の感です。

生の音の美しさ、そして躍動感、ことに客席をも包み込む一体感は極上の醍醐味です。

技術的な難しいことは私には判りませんが、その場で沸き起こる感覚を素直に楽しむことにしています。


 ところで、ステージ・アーティストである永見さんは、まだ別の側面をお持ちになるのです。芸術家集団メリー・アーティスツ・カンパニーの公演自体のプロデューサーであり、さらに、芸術文化振興機構アーツ・アクティヴェイターの主幹としてもこの地域の多様な芸術文化活動の要諦です。

何よりも若きアーティストのよき指導者なのです。
歌うこと、踊ることを通して、この生きにくい時代であるからこそ「夢をあきらめないで」を伝えつつ、その輪の広がりの只中でつぎに向かうべき方向へと指針を掲げておられます。

ほどなく、メリーに集う若樹たちも成長を続け、生い茂り、豊かな森へと変貌して行くことでしょう。


つけても三度目の芸術創造センターでの定期公演が待たれます。



(写真は 土崎ご夫妻  白土舎 Hakutosha にて)
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土崎正彦 TSUCHIZAKI Masahiko


大阪フォルム画廊、ギャルリーユマニテ、
白土舎代表を経てフリーに。

現代美術の目利き、見巧者として知られる。










【美術家の視点】





舞台は光学装置     画家 愛知県立芸術大学教授 設楽知昭


一茶の句に「露の玉つまんで見たるわらべ哉」(八番日記)があります。
これは、子供が葉先などに付いた水滴をそっとつまんで
レンズ替わりにして覗いているというような様子を詠んだものと思われますが、
私には一茶自身が水滴をつまんで
子供を覗き見ているというようにも感じられるのです。
小さな水滴レンズの中に愛すべき世界が凝縮されて見えてくる、
素敵な句だなあと感心するのです。

それから「青空に指で字をかく秋の暮れ」という句があります。
これは「七番日記」に収められています。
私などは、現代に詠まれたシュールな俳句と受け取ってしまい、面白いのです。

ちょっと理屈っぽい云い方をしますが、
青空は太陽の光が地球を取り巻く大気層に反射して見えているのだそうです。
絵画も光と物質(絵の具)によってもたらされるものですが、私は画家ですから、
絵画はただ光に照らされる物というより、積極的に光を変化させ、
生き生きとイメージを生み出す装置であると考えています。

さて、今宵、帳を開けて、光を灯して見せるはメリー・アーティスツ・カンパニーの舞台、
踊りと音楽と歌声が一体となって、光り輝くイメージとして私たちに届きます。
これは、芸術監督の永見隆幸さんが、
こよなく詩歌、絵画を愛する人でもあるからだろうと想像しています。

この舞台は光学装置でもあるのです。

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「美術家の視点」     美術家 鷲見麿


 とても「お恥ずかしい」ことですが、
ジャズ・ミュージカルというのものを生まれて初めて見たのは、
友人である永見氏が出演されるということで、
メリー・アーティスツ・カンパニー第1回定期公演でした。

正直言って、それは私の想像をはるかに超えており、
メイク顔の永見氏が気のせいかマダム風に見えましたが、
「アマ (注:女性の俗称ではありません。素人=アマチュアの意)
としてやっているのではない」という事実を突きつけられてしまいました。

そして今回、そのマダム風の永見氏から、
「美術家の視点」で舞台の感想などを書いてほしいとの申し出があったのです。

元来、音楽というものには全く疎い私は、
(例えば、ピアノでレミファソラシドレと弾いてもドレミファ…と聞こえてしまう)
何をどのように書けばと悩みましたけれど、
絵画的手法を使えば少しはなんとかなるかも…。

 そう、あの時、あの舞台は、
次から次へと息を呑む間もないくらい私の身体を刺激してくれましたが、
「もし永見氏が150センチくらいの小柄な人だったらどうだったのだろうか」と、
ふと考え込んでしまいました。

でも、たぶん永見氏はこう言われるでしょう。
「スミさん、小柄であってもやり方次第でOKですよ」と。
ということは、ダンサーの人達を全員大柄な人にするということなのだろうか…。

そういえば第1回定期公演について、
永見氏は「ダンサーを同じぐらいの身長でそろえるのはダメです。
低い人もいるから良いんですよ」と語っています。

なるほど、均一になるとフラットな感じでキレイすぎるかもしれません。
確かに、あの時、ダンサーの人達などによって見事に遠近法的な空間が出現し、
さらに大柄な永見氏だからこそ、その空間を突き破り、
とてもダイナミックなステージになっていました。

 正直なところ、小柄な私としては
「やり方次第でOKですと言われてもねぇ」という気持ちです。
もう、こうなってくると自分の出る幕はなさそうなので、“ ス ミ ” の方に身を寄せ、
第3回定期公演をそっと拝見しますが、その際、神様に
「テクマクマヤコン、テクマクマヤコン、どうか永見氏が小さくな~れ。」と、
お願いしてみます。

 ここまで書いて思うのは、私がなんのかんの言ったところで、
とっくに「美術家の視点」の答えが、
いくつも 永見氏の引き出しの中にある ということです。

あっ、たった今、その永見氏が赤いバラをくわえて、しかも、あのメイク顔、
そしてなんと、ドレスを着て私の家にやってきたじゃありませんか。

「ねぇ、スミさ~ん。頭でっかちな戯言(たわごと)をガタガタぬかすんじゃないわよ、
身体(からだ)全体で感じるのよ、いい?」

 私の友人、永見氏は、このようにして、舞台で演出された遠近法を突き抜け、
空間や時間の概念を超え、私の家にまでやってくる人なのです。
そう、私はまんまと彼のゲームの中に引きずり込まれてしまったのです。
あーあ、なんということなのだ。


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メリー・アーティスツ・カンパニーのミュージカル
 美術家 愛知県立芸術大学准教授 森北 伸


普段、僕の生活はミュージカルのミの字もありません。
普段聞く音楽と言えば、ポゴダンスよろしくのクラッシュやラモーンズ、
ふざけた歌詞のロリータ18号、薄汚いライブハウスが似合うスタークラブ、
ブリブリのスラップベースを奏でる
ブライアン・セッツアー・オーケストラバンドなどなど、、、

昔よく行ったライブは スタンデングの中、
皆が唾を飛ばし激しく暴れる中でステージからダイブして遊ぶ(?)
ものぐらいしか行かなかったので、
知り合いが出るミュージカルとはいえ、
どこかバツの悪さを感じながら見に行くというのが正直なところでした。

それでも当日は、自分なりにおめかししてしまうし、
開演15分前になれば緊張と期待でソワソワする自分がいました。

そして見終えた後には、
大好きだった映画パルプ・フィクションでジョン・トラボルタとユマ・サーマンが
ゆったりとしたロックンロールナンバーが流れる中、
ジョン・トラボルタが老練なダンスを披露するシーンや、
映画ブルース・ブラザースでキャブ・キャロウェイが
舞台で小さく踊りながら渋い声で歌うシーン、
超B級映画クライベイビーでジョニー・デップが若さだけを武器に
ジェイルハウスロックを踊り歌うシーンなどを思い出させてくれる
見事なミュージカルを披露してくれたのです。

それは無知な僕でも十分に楽しませてくれました。
そして僕が好きなミュージシャンのスタイルは様々ですが、
ジャイブやブギウギ、ソウルなどの下地にあるミュージシャンの音楽が
特に好きなんだと自覚させてもくれました。

満足した帰りは知り合いとイタリアンを食べにいき、
こんなゆっくりと楽しむ一日があってもいいなと感じ帰路につきました。

話は変わりますが、
小学生の時に小さなミュージカルを見に行ったことがあり、
感動して自分も将来ミュージカルスターになることを夢見た時期
(恥ずかしながら本当の話です)がありました。
結局その夢は叶いませんでしたが、
永見さんのミュージカルには沢山の子ども達が出演しており、
また沢山の子ども達が会場を後にする場面を目撃しました。

舞台が終わり、演者さん達が帰るお客に挨拶をしている場所には、
素敵な衣装を着た子ども達が素敵な笑顔で挨拶をしている姿や
興奮してスキップしながら帰る子ども達の姿が、とても印象的でした。


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水面下の足捌きなど見えぬ、きらめく “星くずのステージ”
 美術家 フジイフランソワ


我が輩は絵描きである。名前はまだない。
あ、いや、名前はついてるのだが、畳敷きの日常からひょいと首筋を掴まれ、
矢庭に眩い星くずのステージに「ようこそ~」とばかりに招きいれられたような、
永見さんとのご縁の始まりは、こんなめくるめく展開のイメージである。

芸術に造詣が深く、現代美術も愛情を注いでご覧になられてるとのこと、
私の作品にも気を留めてくだされたのが、めくるめく展開の序章。
絵描きとしましては作品のお目通り
いわんや気に入って戴けるなんざ しあわせの極み。
言葉を交わすのとはまた一味違う、
作品を通してのコミュニケーションは“眩い星屑のステージ”なのであります。

そんなこんなの此のお方、果たしてどんな幅広い感性のお方か。
その一端に触れたのが
メリー・アーティスツ・カンパニーのジャズ・ミュージカル『HOPE』。

これがまた“星くずのステージ”! まさにキラキラめくるめくストーリー展開で、
ひょいと別世界へいざなわれたのでありました。

たっぷり余裕を感じる豊かな歌声で彼のお方は現れ、
ステップを踏んだり手を広げたり、トランペットは高らかに鳴り響き、
右に左にポーズが決まるたび、
パァーンパァーンと尾をひいてはじける花火のような流星群が、
そのカラダから飛び散るのが見えたような。

嗚呼これは都会の夜の夢、いや、夢にとどまらず、
この舞台は美女やら伊達男やら労働者やらおチビちゃんやら、
その夢を誰もが手にした絵図のよう。

いとも容易く軽々と、ステップを踏み、伸びやかな声を響かせ、
まるで永遠に笑顔でスイングしているかのように存在しているのであった。

子供の頃サーカスを見て「果たして笑顔で玉乗りをしてるこのピエロは、
どんだけ練習して どんだけ泣いたんだろ」と考えてしまう、
私はそんな人物だったのだが、
水面下の足捌きなど見えぬ、滑るように優雅な水上の白鳥のように
“ いとも軽々と楽しげ ” にきらめく星屑のステージを感じさせてくれた。
そして放出されるそのエネルギーに乗せられていくのである。

世界中を飛び回りながら、皆をそのエネルギーでいざなっていく、
そんなお方の そんな舞台、しかと胸に刻みました。


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ミュージカルの舞台は、バロックのオブジェ     美術家 染谷亜里可


ミュージカルにおける最初の瞠目は幸福感です。

歌とダンスだけでも私たちは孤独や鬱屈としたものにとどまってはいられない
「遊ぼう、おいで」という誘いを感じることができます。
この幸福感は幕が明くと同時に始まり、
この突然感が、現実離れした世界への誘いに迷う暇を与えません。

「イッツ ア ショウ タイム!」
これはミュージカル映画「オール・ザット・ジャズ」の中の繰り返し言われる台詞です。
日常引きこもっているような私にとってはまさに腕をひっぱられるような感じです。

こうした感覚を喚起させるために、
ミュージカルでは舞台はもちろん音楽を視るように促しているような気がします。
楽曲は絵画でいえば色の役割でしょうか。
虚空を満たし、事実視覚世界をコントロールします。
そこに舞台と演技が加わって一気に感情をもっていきます。
よし、これに乗っかってやろう、
だまされるとは自分を投げ出すことにほかなりません。

そして舞台の終幕。物語はもちろん希望に満ちた結末を迎えるのですが、
なにより出演者総出のフィナーレが幸福な余韻を残すのです。

そしてこれらが、
ミュージカルが示してくれる もう一つ別の価値をもたらすと考えます。

ミュージカルの舞台は、ひとつのバロックのオブジェのように感じられます。

私たちを魅了する理由の一つとして、
特異であるということ、常軌を逸しているということがあり、
歌舞伎の由来になった「かぶく(傾く)」に近いといえるでしょう。

多様なものが組み合わされて、望むものを余すところなく取り込んで
一つの形にしたものは まさにエンターテインメントの真髄だと考えます。

メリー・アーティスツ・カンパニーのミュージカルにも
バロックのような総合芸術の持つ必然を感じるのは私だけでしょうか。


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もうひとつの現実という不可解で魅力的な世界へ積極的に立ち向かう人々
 画家 生川晴子


私は絵描きですが、
現代において絵画の必要性を懐疑的に捉えてしまう傾向があります。
もはや絵画は必要レベル最低値を更新し続けているのではないかと、
卑屈なまでにネガティブ思考に陥ることがあります。

しかし矛盾しているのですが、同時に絵画を全肯定する感情があるのも確かです。
それは、もうひとつの現実というようなものかもしれません。

絵画なんてムダだと唱えながら、結局それと正反対の現実に圧倒されてしまう、
美術とは、音楽とは、芸術とは…。

敢えて分類しない方がよいかもしれません。
日常、非日常にも混在しているからです。
カタチはどうであれ、五感で感じとる中に、
自分ではどうしてもコントロール出来ないものがあります。
掴みたいと思っても、触れることができないもの。
それは一体何なのかと白昼のもとに晒して確認したいもの。

広義に捉えるならば、人間の営みというものが大半はそういうもので構成されていて、
白か黒かなんて明確に判断できる事の方が少数なのかもしれません。
そう思うと、大半の掴み切れないものを、どう処理するかはその人次第であって、
見てみぬ振りをしてしまうのも心穏やかに過ごすひとつの手かもしれないし、
勿体無いけれど、
最初からそんなモノは無いのだと断定してしまうことも出来るでしょう。

抽象的な前置きが長くなってしまいましたが、
永見隆幸さん率いるメリー・アーティスツ・カンパニーさんの活動は、
おそらく上記で述べた、もうひとつの現実という不可解で魅力的な世界へ、
積極的に立ち向かう方々なのではないでしょうか。
何度もチャレンジをされて、
幾多の障壁を乗り越えて来られた方々なのだと想像しています。

そして、そのような修練を積まれた方々の結晶を見せていただける機会は、
世の中にそれ程多くないと思うので、それを目の当たりにした時、
私は無条件に、また無自覚に気持ちが動き、只々圧倒されてしまうのです。

メリー・アーティスツ・カンパニーさんの活動は、
現代における文化の担い手として重要な役割を果たされているのだと思います。


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心に何度もとり出せるように残る、この舞台のために集められた時間
 画家 坂本夏子


今年5月から描き始めた絵は、
おおよそ2メートル四方の大きさが2枚で対になっています。
ちょうど鏡合わせのように絵と絵を向かい合わせて交互に描き進めています。
タイトルは「BATH」といいます。
タイル張りのバスルームのような場所に、
シャワーを浴びたりしている人物がいる絵になりました。
タイル一枚一枚を完成させながら描いていきます。
全体の完成を予想しすぎないで、そのとき描くべき部分の最善を尽くすことを、
絵を描く方法の中心にしたいと思っています。
わたし自身の予想を超えた空間が生まれることを期待しています。

もう6ヶ月の間この絵の間に立って、ほぼ毎日描いています。
絵の本番は毎日といえるかもしれません。絵は物質だから、
すべて絵の具の集積となって閉じ込められます。
細かな修正のようなことさえ一部になってゆくようです。

永見隆幸さんが率いるメリー・アーティスツ・カンパニーの舞台の本番は、
やはり一度きりのものです。舞台は生もので、幕が閉じれば消えてしまいます。
本番での修正は許されない厳しい世界であると想像します。

舞台を観ている わたしは その裏側に、
選ばれた たくさんの人々が舞台の完成にかけた時間を感じない訳にはいきません。
数時間の舞台です。
けれど わたしたちを魅了するこの舞台のために集められた時間は、
わたしの心にも何度もとり出せるように残ることだと思います。


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SITUATION


ニューヨークの とある場所。

ある日、いつも楽しいことを探している プロデューサーのディックが
歌手であり演出家でもあるチャーリーに こんな話を持ちかけたことが始まりだった。

ディック:
 やあ チャーリー。 本格的な歌と踊り
 そして おいしい料理に美味い酒が楽しめる場所
 そういうクラブがあったら流行ると思わないかい?

チャーリー:
 そりゃ いい考えですよディック。
 ボビーの歌とナンシーのTAPダンスを中心に
 プログラムを組みましょう。
 僕にお任せいただければ3日でショウを仕上げてみせます。

ディック:
 そいつは頼もしいな。 だが慌てるな。
 店をオープンさせるには 入念な準備が必要だ。
 どこにも負けない素晴らしいナイトクラブを作ろう。

チャーリー:
 OK! じゃあ 早速オーディションをしますよ。
 ショウを盛上げるダンサーにシンガー、
 ブロードウェイで 踊ってる連中にも声をかけて、メンバーを決めます。

ディック:
 よし、それでいこう。 ただし、トップダンサーは・・・

チャーリー:
 もちろん、心得ていますよ。 トップダンサーは貴方の・・・

ディック&チャーリー:
 シンディで!

    ・
    ・
    ・

キャブ・キャロウェイの名曲「Jumpin' Jive」
 「Minnie The Moocher」
フランク・シナトラ版「Night And Day」
フランキー・ライモンの「Why Do Fools Fall In Love」
ペリー・コモが大ヒットさせた「And I Love You So」

そのほか
「Steppin' Out」
「Boogie Wooggie Bugle Boy」
「Pet Me Poppa」
「Guys And Dolls」
「Luck Be A Lady」
「Sit Down You're Rockin' The Boat」など

ステージ上で進行するリハーサルと
シンガー&ダンサーの日常を
名曲と共にお楽しみください ♪



反響など 詳しくはこちらをクリック!
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岡崎チャリティ特別公演 『愛の鈴募金』 報告♪ メリー・アーティスツ・カンパニー [上演作品]


岡崎公演の記録です!


メリー・アーティスツ・カンパニー チャリティ特別公演
HOPE ~夢をあきらめないで スペシャル・バージョン


2009年7月17日Fri.
午後6時30分開演

岡崎市民会館 大ホール にて

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とある会社の創立70周年記念事業として企画していただいた入場無料 の チャリティ公演 でした。


東海テレビ文化福祉事業団 中日新聞社会事業団 の後援もあり 台風も ものともせず?! たくさんのお客様にご来場頂きました。

開場した時には既に駐車場に車がいっぱいで、そのまま帰られた方も結構いらしたらしく、本当に申し訳ありません。

1,500人収容の大ホールが 人 であふれてしまい、会場に入りきれないお客様がロビーのモニタースクリーンで上演の様子をご覧いただくほどで・・・ 


ご来場いただいた皆様に 心から感謝です。







Behind-The-Scenes 《ひとりごと》



『 HOPE ~ 夢をあきらめないで
  ・・・ あきらめのワルイ人生には希望があると信じて ・・・ 』



本日は メリー・アーティスツ・カンパニーの 諦めの悪い面々により
歌とダンスのSHOWをご覧いただきたいと存じます。
第1回の公演から変わらず私たちの心の中にあるテーマ、


   「TRUST」「HOPE」「LOVE」


   私たちにできることはこんなことだけですが
   今日のこの日の出会いに感謝して
   歌い 踊ります。


信じる力って凄い。Trust Me! Trust You! 自分を・他人を・未来も全部!
信じることができたなら、きっとそこには何かが生まれる。

夢をあきらめずに生きていく。
希望という名の列車に乗って、ガタゴト ガトガト ガタゴト ガタゴト・・・
進んでいけばきっと幸せが待っている。

生きていられるのは愛があるから。
家族・恋人・仲間への愛。家族・恋人・仲間からの愛。そして
仕事やモノや草や木や水や地球や、すべての愛に感謝して。

Just Lucky So And So!





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          "Cancan Dancer"  Ami





内容は。。。

なんと!

メリーの 第1回定期公演
『ボビー・ダーリンの時代』



メリーの第2回定期公演
『HOPE ~夢をあきらめないで』

の 

楽しく美しいナンバーを セレクトしての
ノンストップなショウタイム!!

岡崎市民会館 満員御礼 の 
お客様の あたたかさに包まれて

出演者一同 ただでさえ
熱いステージ上 熱いスポットライトの下

会場中が一体となって いつも以上の
汗 と 涙 の舞台となったのでした。


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公演終了後のロビーでは
募金箱の前に お客様が列を作って心を寄せてくださいました。

なんと その額は 50万円ほどに ♪

こういう催し物の募金は 数万円集ればよい方で
破格の金額だという おはなしでした。 (2009年7月の時点)

もちろん 全額寄付! (東海テレビ文化福祉事業団&中日新聞社会事業団)

後日 東海テレビ福祉事業団様から 感謝状を頂くという 予想外の出来事まで。


この公演に ご協力いただいた 皆様に 心から感謝申し上げます。





ジャズ・ミュージカル『HOPE』 メリー・アーティスツ・カンパニー [上演作品]

メリー・アーティスツ・カンパニー ジャズ・ミュージカル HOPe~夢をあきらめないで


2008年11月15日&16日 名古屋市芸術創造センターにて

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劇場の楽しみ   芸術文化振興機構アーツ・アクティヴェイター理事 藤田彰彦



「劇場は人が集り、夢が溢れる楽しいところ。」ということが定説である。

昔、劇作家シェークスピアの活躍していた頃の劇場は、2階はバルコニーで貴族達が座り、1階は土間で椅子はないのが(立ち見)平民の席だったようだ。もちろん、木造で大きな柱は使えない(客席から舞台を見るのに邪魔になる)建築学のほうからみても、劇場の建物自身そう大きなものではなかったようだ。

だから土間の平民は舞台に近く、音響設備のない当時としては生の台詞、生の歌、生の音楽を楽しんだ。そして観客は得意になって野次を飛ばしたのであろう?下手な台詞、聞こえない声、邪魔な音楽に対して。

気に入らない俳優には野次り倒して、声が聞こえないような妨害を平気でしていたかもしれない。(でも、それも劇場を楽しむひとつだったかも?)

日本でも、江戸時代からご婦人方は芝居小屋に出掛けるとなると、まづ呉服屋に行き着物を注文し、髪結いに、履物にと・・・ その準備に追われたようだ。

もちろんおしゃべりもあって、「わたし、どこどこの芝居小屋へ何を観にいくのよ、俳優の誰々が素敵で楽しみよ!」と自慢話に花を咲かせ。芝居を見終わって、またまた「あの俳優が私の方をじっと見て、お三味線に合わせた歌に、つい涙が溢れて・・・ あ~ぁ!まるで夢のようだった」などなど、切符を手にいれてから、芝居を観終わって、この間、約2ヶ月ぐらい。十分に劇場を楽しんでいるのだ。

刺激の多い現代。楽しみは劇場だけではないかもしれないが、ファッションのお洒落をする、レストランでのマナーに気を配るなど、劇場に行く日は「特別な日」「いつもと違う日」日々の生活のリズムを少し変えて、豊かな人生のひとつとして、ちょっと贅沢をしてみたいものだ。



fujitaasensei.jpg 藤田彰彦 FUJITA Akihiko


舞踊家。ザ・バレコン実行委員長。

昭和53年、愛知県芸術選奨文化賞を受賞。
昭和57年、文化庁在外研修員として、ニューヨーク・シティ・バレエ団、ロンドンのロイヤル・バレエ団に派遣された。

昭和63年、文化庁芸術祭賞を受賞。
ロシアのマリ・エル劇場より演出を、韓国のLee Won-kuk Ballet Companyより演出と振付を依頼される。
ペルー共和国の招聘により6回の公演を行うなど、世界的に活躍している。







芸処名古屋の新しい風  芸術文化振興機構アーツ・アクティヴェイター理事 安田文吉



 尾張名古屋は芸処と言われてすでに久しい。

そもそも その始めは 徳川家康が名古屋に城を造り、碁盤割の町を作った 慶長の昔(一六一五年頃)にまで遡ります。

尾張名古屋は 木曾・長良・揖斐 といったいわゆる木曾三川なる豊かな川、伊勢湾という豊かな海、濃尾平野という豊かな野、表木曾、裏木曾、といった豊かな山、すなわち川の幸・海の幸・野の幸・山の幸に恵まれたところです。

織田信長は名古屋(那古野)から清須へ行ってしまいましたが、家康は再び名古屋の地へ城を戻しました。以来四百年、名古屋の地は、豊かな土地柄を背景に、種々の分野で、様々な文化を育んできましたが、芸能文化もその一つです。

芸能文化といえば尾張第七代藩主徳川宗春公とその時代が取り沙汰されますが、実は初代藩主徳川義直公から、殿様を始め、家臣から町人に至るまで芸能を楽しんだのです。


 義直公はとくに能の鼓の名手で、若いとき、大阪城で打った鼓に感激した豊臣秀頼から「刈田」という銘の鼓を貰いました。
この鼓は今も徳川美術館に収蔵されており、時には演奏もされています。

また、寛永十二年(一六三五)七月に江戸城で催された三代将軍徳川家光の茶宴では、名古屋から二十三人の若衆を連れて行き、義直公を中心に若衆踊り(若衆歌舞妓踊り)を披露、これには参列した大名諸侯もびっくり。それ故、これは「殿様おどり」として後世まで伝えられました。

二代藩主光友公は、能の舞の名手で、当時の尾張藩お抱えの能役者金春八左衛門浄玄に次ぐといわれ、また側近にも能を勧め、側近の家臣のみで、様々な能が演じられるようにしました。


 こういった流れの中で、宗春公の時、芸能文化の花が一気に咲いたのです。
規制緩和の政策の下、城下には約六十箇所に芝居小屋(歌舞伎の劇場)が出来、年間約百三十本もの歌舞伎が演じられていました。まさに日本一の芝居王国です。

この頃にはお茶(茶道)も町人の間にも盛んとなり、現在日本一である抹茶文化の基礎が築かれました。

この他、名古屋の芸能を数え挙げたら切りがありません。能、狂言、歌舞伎、浄瑠璃(義太夫、常磐津)、長唄、平曲、筝曲、名古屋甚句、都々逸(名古屋発祥)、踊り(舞踊)、茶道、華道、香道などなど。こうした芸能が「習い事」として町中に浸透して芸処を支えました。 


 これが現在まで伝わり、盛んに(一部を除いて)行われていますし、
新しい芸能も盛んです。

「習い事」と言えば、何も伝統的なものに限ったことではありません。バレエが盛んなのも当地です。
バレエ団の数もバレエ人口も全国で一、二を争うほどです。昨今フィギュアスケートで名を馳せているのも、根っこはここにあります。

私自身も、母が常磐津の師匠だったので、四歳から常磐津のお稽古を始め、(安田先生の御母堂:常磐津文字登和 ときわづもじとわ 故人 無形文化財資格保持者)
小学校一年からは西川鯉三郎師に入門、踊りを習い、同二年からは書道を、六年生からは朝日ジュニアオーケストラでフルートを習い、高校では東海高校男声合唱団でバリトンをやっていました。
こうやって、自然に芸能と馴染んでいくのが芸処名古屋なのです。


 この東海高校男声合唱団の後輩が永見君だった。また、私は名古屋大学大学院生の時、東海高校で国語の教師をしましたが、その最初の年の生徒の一人が永見君。以来教え子、クラブの後輩と切っても切れぬ縁で今まで来てしまいました。

教室で初めて永見君に会った時の印象は、随分スリムで背の高い生徒というところでした。それなのにアメリカ滞在中に、食べ物のせいもあってか、またまた背が伸びて帰ってきたのには驚きました。二十歳を過ぎても背が伸びるとは…

永見君の声の良さ、声量の豊かさ、表現の巧みさにはすでの定評がありますが、合唱団の時から、その声には部員一同驚かされたものです。

教室での永見君はいつも明るくはきはき。結構可愛かった。
教壇から見ていると、いろいろな意味で目立つ生徒、目立たない生徒は、最初の授業でほとんどわかります。

永見君は初対面からはっきりと記憶に残っています。
ちょっとおっちょこちょいな面もありますが、これがかえってクラス、合唱団の雰囲気を和らげ、皆が永見君に付いていくことになるのです。
クラスでも、団でも、いつも中心にいて、何かと引っ張っていってくれました。

永見君は、一方で意志の強い人です。どこまでも音楽一筋の人生を歩み続け、しかも、一つ一つものにしていく、そのエネルギーは見事です。


 その永見君が今目指しているのが、ジャズ・ミュージカル。 芸処名古屋に新しい芸能を加える試み。今回の演目は 『HOPE~夢をあきらめないで』。まさに永見君にピッタリの題名です。

今宵は、永見君をはじめとするメリー・アーティスツ・カンパニーの熱演を楽しみたい。





bunkichisensei.jpg 安田文吉 YASUDA Bunkichi


文学博士。 南山大学人文学部日本文化学科教授。
名古屋大学大学院文学研究科国文学専攻博士課程終了。

浄瑠璃や歌舞伎を中心とした近世芸能文化の研究や徳川宗春の研究で知られ、
新聞やテレビの評論、解説などでも活躍。

『常磐津節の基礎的研究』『「ゆめのあと」諸本考』 『幕末・明治 名古屋常磐津史』
『歌舞伎のたのしみ』 『歌舞伎入門』 ほか、著書多数。

1987年4月から1989年3月までNHK総合テレビ
「北陸東海-文さんの味な旅」のメイン・キャラクターを務める。
1988年から年2回、3月と10月にNHK「芸能花舞台」の解説者として出演。
1990年9月10日から9月28日までNHK衛星第2放送
「TV紀行 当世テレビ膝栗毛」にレギュラー出演。

ユニークな研究 と 温かい人柄に ファンが多い。







『 HOPE ~夢をあきらめないで 』 


フランク・シナトラ、ビング・クロスビー、フレッド・アステア、ジーン・ケリーなど、歴史にその名を残すパフォーミング・アーティストが星の数ほどいた時代。

『HOPE』は、現代のミュージカルの原点が創り出されたその時代にスポットを当て、いろんな人達がそれぞれの夢に向かって進む様をミュージカルのワンシーンに仕立ててオムニバス風に上演します。

「オムニバス風」と言っても、本作品は完全に独立したシーンの羅列ではありません。
ひとつのシーンがそれだけで完結しているように見えても、全てのシーンに何かしらの繋がりが感じられるように工夫されています。
全体を見渡せば、底流にある一つの明確なコンセプトを見つけることは、さして難しくないはずです。

『HOPE』の舞台は、ミュージカルの黄金期をノスタルジックに懐古して往時のスタイルをそのまま踏襲している訳ではなく、歌唱や振付や楽曲のアレンジなど、現代の我々の感性に訴えるヴィヴィッドな生命感あふれる表現ができるように再構成しました。

夢を語る人、夢を見ているだけの人、夢に敗れた人、夢を実現させた人など、様々な人生が作品に盛り込まれ、その模様が舞台の上に繰り広げられます。
夢をもつことの素晴しさ、夢をあきらめずに歩む人生の充実感について、皆さんと一緒に考えて行きたいと思います。







Behind-The-Scenes 《ひとりごと》 



2008年8月。
メリー・アーティスツ・カンパニーの公演に向けて 稽古が始まった。
相変わらず、どんなシーンのどんな稽古なのか、
事前に知らされることなく集まるメンバー。

靴を選ぶだけでも大変である。ジャズシューズを履くのか、
ハイヒールのダンスシューズを用意するのか分からない。
いやいや ひょっとしたらタップシューズが必要なのか???
今年は裸足!とも言われかねない・・・

とにかく、『メリーの稽古は歌って踊れるカッコウをして集合する』ことだけが暗黙の了解。
メンバーは、いつもその場で要求されるものに即座に応えなくてはいけない。

そして、見事に応えてくれるメンバーがいつも稽古場に集まっている。
なんて素適な場所なんだろう。

歌える人が歌うのはアタリマエ。踊れる人が踊りを魅せるのもアタリマエ。
でも、その「アタリマエ」をお客様の期待通りに 歌い、踊る だけでも、実は、かなり、もの凄く、大変なことである。

得意とする分野のことが稽古場で100回出来ても、本番の1回を失敗することもある。
歌手が突然歌詞を忘れて頭が真っ白になることや、ダンサーが振りを間違えてその後の記憶が全く無い なんてことも珍しくない。
得意なことをしていても、である。

そういう舞台の緊張感がたまらなく好きであるからこそ、今私達はここにこうして稽古場に集まっているのだ。
しかも。
メリーでは得意なことをするだけでは許されない。
何と言っても「歌って踊れて当然芝居心のある舞台人」の集まりだと自ら宣言しているのだから。

前述のような 出来の悪いシーンを演出してしまった苦い経験があるかもしれないけれど、それ以上に、本番の舞台には測り知れない魔力があり、私達を魅了している。

いつも最高のパフォーマンスを披露したい。自らの限界に Try したい。
新しいことにチャレンジして お客様に観ていただきたい。
そんな欲求のカタマリがここに集まり、メリーの原動力となっているのは間違いないだろう。

今宵 ご覧いただく『HOPE~夢をあきらめないで』と言うタイトルには実は続きがある。

『HOPE』~夢をあきらめないで生きている私達をどうぞご覧ください であり、または、『HOPE』~夢をあきらめないで生きていると楽しいことがきっとありますよ である。

私達の「あきらめていない夢は」お客様に楽しんでいただけるステージを創り上げること であり 
ステージに立ち続ける自分を維持し少しでも向上させていくこと である。

そして、私達が創り上げたステージをご覧いただいた皆さまが少しでも楽しいと感じてくださり
この一瞬の時間を共有して、生きる喜びを感じていただけたなら
それは 無上の喜びです。



第1景では色々な人々が、色々な人生を歩む姿があります。   

どの人生にも いつも歌があり、いつも踊りがある。
楽しいときも悲しいときも。
スターを志す者、仕事の成功を夢見る者、旅を楽しむ観光客も、みんな 花の都 ニューヨークを目指します。


第2景は Duke Ellington デューク・エリントンの名曲を集めて。
      
ニューヨークの地下鉄の8番街急行、通称「A列車」に乗っていく美しい女性達は どこへ行くのでしょう?
途中で出会った人に「BliBli - p」と恋をしたり、思わず隣の異性に目を奪われたり、うっかり浮気をして痛い目を見たり。
それでも 世の中は幸せいっぱい「Lucky so-and-so」。
気がつけばハーレム。
星の美しい砂漠の魅力的な女王に魅せられて虜になる男達は地中深くに溶けて行くのでした。

 
第3景 something extra それは 季節のご挨拶

どうぞ ご一緒に。





♪ お楽しみに ♪





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ボビー・ダーリンの時代 The Age of Bobby Darin メリー・アーティスツ・カンパニー [上演作品]


メリー・アーティスツ・カンパニー創立の理念   Merry Artists Company



「メリー・アーティスツ・カンパニー」を訳せば
「愉快な芸術家の仲間たち」といったところでしょうか。
芸術監督の永見隆幸が海外で立上げたグループです。

そして2005年、東海地方から発信できるような
パフォーミング・アーツを創りたいと意気込む仲間が、
新たに「メリー・アーティスツ・カンパニー」の名の下に集結しました。


我々は、個々の舞台人のオリジナリティーと独立性を重んじながら、
ゆるやかに連携してカンパニーを形成する道を模索しています。

人が人である以上、全てのしがらみから完全に逃れることはできません。
よい舞台を創るためには集中して精力を注がなければなりませんので、
そういう意味での拘束はやむを得ませんし、
地域の事情を全く無視することもできません。

しかし、排他性や、意味のない束縛や、狭い意味の地元優先主義などからは
自由でありたいと願っています。
コネクションよりクオリティを重視したいのです。


媚びたもの、卑しいものには手を染めたくないと思います。
有名であること、人気やお金があることを「悪い」とは言えませんが、
「よい」とばかりも言ってはいられないようです。

我々は、そんなことより、何をおいても一番大事なのが
「限られた条件の中で、あらゆる努力を惜しまず、
最高の舞台をお客様に提供させていただくこと」に尽きると考えます。

「本当の意味で、音楽やダンスや芝居や舞台を創るのが
三度のメシより好きな人たち」の集まりが我々のカンパニーなのです。


舞台人には「夢を与える」と豪語する人がいます。
でも、実際に我々ができることは
「夢の世界への道案内」にすぎないのではないでしょうか。

だからこそ、ウケねらいや気晴らしではなく、
本物のパフォーミング・アーツを目指すべきなのだと思います。
つまり、ときめき、わくわくするような、
お客様の心に伝わる舞台を創造したいと考えているのです。


クラシック音楽やオペラや現代音楽も、広い意味のエンターテインメント。
エンターテインメントと呼ばれているものの中にも立派な芸術が存在します。

既成概念にとらわれず、しかし、歴史や伝統を否定するのではなく、
奇を衒ったものを避けて、新しいものを追求する。

我々を理解してくださる方々に納得していただけるような
深い内容や高い芸術性をそなえながら、
「今まで音楽やダンスや芝居などにはあまり縁がなかった」とおっしゃるお客様にも
楽しんでいただける。 そんな、
芸術とエンターテインメントが両立する舞台を創って行きたいと望んでいます。

皆様、どうぞ メリー・アーティスツ・カンパニー を ご支援ください。



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The leading actor and singer NAGAMI Takayuki as Bobby Darin



フランク・シナトラを超える才能を秘めている と 言われたボビー・ダーリンは1936年5月14日に生を享け、1973年12月20日に この世を去ります。37歳という若さでした。

彼の生涯をたどると、第二次世界大戦からヴェトナム戦争までをカヴァーし、みごとにミュージカルとジャズの黄金時代に重なるのです。

10月27日、28日両日に名古屋市芸術創造センターでの公演『 The Age of Bobby Darin ~ ボビー・ダーリンの時代 』は、彼の生きた時代に焦点をあて、歌を中心にした音楽とダンスによって、この時代特有の表現の魅力に迫りたいと思います。


主なスタイルは、ビッグ・バンド~スウィング・ジャズ ♪

全米ヒットチャート第一位に輝いた「マック・ザ・ナイフ」や「ビヨンド・ザ・シー」はもちろん、ボビー・ダーリンの魅惑のナンバーを中心に、今も歌い継がれる往時の名曲を お送りします。


そして!!

このステージの見所は

もちろん&言うまでもなく

海外やプロの団体で実績を積んだ シンガー&ダンサーの心ときめく舞台とビッグバンドの生演奏!

とっても贅沢なステージになりそうです ♪







「簡単によい舞台を観る方法」 指揮者 作曲家 西野淳



以前、ミュージカルの本場ニューヨークで、日本人だけのカンパニーでブロードウェイ・ミュージカルの公演をおこないました。


初日の公演の冒頭のナンバーが会心の出来で終わったところで、客席から今まで聞いたこともないような凄い拍手が起こった。

確かに本場ニューヨークでの公演の初日なので出演者一同気合いが入っており最高の出来ではあったが、とにかく凄い勢いの拍手と歓声で、しかもそれが1分くらい続くのだ。

そんなスペシャルな歓迎を受けて単純な我々が乗らないはずはない!
最後まで気分良く公演が終わると今度は観客総立ちでのカーテンコール!!
そんなに熱い歓迎をされたら明くる日も頑張ろう!

となり 三日目まで毎回素敵な拍手をいただけた。

そして四日目。


何かがそれまでと違う。


皆良い舞台を作ろうとそれぞれが一生懸命やっているのに歯車が微妙に噛み合わないといった感じ。
お客さんの拍手も前日までとは打って変わってどことなく冷めている。
一幕が終わった時点で皆が焦る。
たぶんこの時の皆の気持ちは同じであったろう。


「このままお客さんを帰してはいけない!」


休憩中に皆リセットできたため、二幕はなんとか素晴らしい反応をいただき、最後はまた観客総立ちであった。


少しでも良いと思うと惜しみない拍手をくれ、少しでも気が乗らないといきなり冷めた反応になるニューヨークの観客と接して、初めて「舞台は我々と観客が一体となって作られるものだ」ということを学びました。

我々舞台を作る側の人間はとても単純で、お客さんが喜んでくださっているのがわかると、もっと喜ばそうとどんどん調子を上げていくんです。

つまり、最初の曲で大きな拍手がもらえると、皆気分良くなり最後まで最高のパフォーマンスを披露することになる。

もちろん良くない演奏に大きな拍手をするのはいけません。
良くない時は逆にブーイングしたり拍手しなかったりしても良いでしょう。

その観客のストレートな反応が演者を刺激して
より良いパフォーマンスへとつながっていくのです。

でも、もし少しでも良いと思ったら、いつもよりちょっと大きめに拍手してみてください。
きっと演者はそれに答えてどんどん素敵なパフォーマンスを披露してくれるはずです。

素直にはっきり皆さんの感じた気持ちを拍手や笑い声や歓声などで舞台上へアピールする。

これが「簡単に良い舞台を観る方法」です。


今回の公演には私が信頼し敬愛する永見隆幸さんと、名古屋を代表するとても素敵なパフォーマーの皆さんが出演されますので、観客の皆さんが普通にしてても素晴らしいパフォーマンスを披露して下さるとは思います。

しかし、舞台上と客席との交流ができたとき、もっと素晴らしい公演になることは間違いありません。

本日の公演が舞台と客席が一体となった素晴らしい公演になりますよう祈っております。




nishinojun.jpg 西野淳 NISHINO Jun


指揮者。作曲家。

愛知県立芸術大学作曲科卒業。
洗足学園大学付属指揮研究所マスターコース修了。

1992年、東宝ミュージカルにおいて宮本亜門版『サウンド・オブ・ミュージック』を指揮してミュージカル・デヴュー。

以後、劇団四季『美女と野獣』『エビータ』『オペラ座の怪人』『李香蘭』、東宝ミュージカル『エリザベート』『ジキルとハイド』『モーツァルト』、宝塚歌劇団『王家に捧ぐ歌』『雨に歌えば』『シンデレラ』『花舞う長安』などを指揮。

新国立劇場制作のミュージカルでは、『イントゥー・ザ・ウッズ』や『太平洋序曲』のニューヨーク公演(リンカーン・フェスティバルの一環)、ワシントンD.C.公演(ゾンドハイム・セレブレーションの一環)、東京公演を指揮。今や日本のミュージカル・シーンに欠かせぬ存在となっている。







永見隆幸というパフォーミング・アーティスト   ピアニスト 作曲家 白石 准


先日、ミュージカルのナンバーで構成されたコンサートに、指揮者の西野淳氏のお誘いで出てきました。

その中で、永見さんと初めてお会いし、共演することができました。
もちろん、声としてすばらしい高音の持ち主であることは、今日会場にいらしている方々はおわかりのことと思いますが、曲想や役柄の違いをみごとに歌い分け、そして重唱では相手によって、本当に「違う人物」を演じていらして、実に興味深かったです。

なかでも、「おかま」の役を演じた吸血鬼の歌では、裏声を駆使し、楽屋に戻っても、そして打ち上げでも、キャラクターが炸裂して、場を盛り上げていただきました。

お話ししていても本当に馬の合う方で、初めての共演でしたが、もう何年も共演を繰り返しているような錯覚に陥るすばらしい時間でした。

メリー・アーティスツ・カンパニーの公演のご成功を心からお祈りしています。

そして、再びまた同じ舞台で一緒に音楽をすることを夢見ています。





jyuninyo.jpg 白石 准 SHIRAISHI Jun


ピアニスト 作曲家 

東京生まれ。作曲家の父に音楽の手ほどきを受け、大学で演劇を専攻し、劇音楽の作曲に目覚めた。

現代音楽祭 "Music Today"で主宰者の武満徹に見出される。
主に黛敏郎の存命中、TV朝日の『題名のない音楽会』に独奏者として幾度も出演。

NHK交響楽団の首席トランペット奏者の津堅直弘氏とのコンビは20年に及び、指揮者である佐渡裕の信頼も厚く、『キャンディード』以来様々な仕事を共有している。

ミュージカルの上演では、来日公演の『ウエストサイド・ストーリー』をはじめ、『42ndストリート』『蜘蛛女のキス』『ミス・サイゴン』『ジキル&ハイド』など、多数参加。

作曲家としても、『セロ弾きのゴーシュ』『どんぐりと山猫』『ジョディと子鹿のフラッグと』ほか、評価が高い。





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“ お客様の ご感想 ”



なにげなく誘っていただいて鑑賞することが出来たジャズ・ミュージカル。

特別 Jazz に詳しいわけでもなく、「ボビー・ダーリンの時代」・・・
ボビー・ダーリンって誰?という私が、どんどん引き込まれていく。
胸が熱くなる。 

今日この舞台を見る事が出来たのって、メチャクチャ ラッキーなんじゃないの?!

2007年10月28日。
メリー・アーティスツ・カンパニーの公演はまさにそんな感じでした。

一曲一曲すばらしいパフォーマンスを披露してくださるメリー・アーティスツ・カンパニーとオーケストラの面々。この舞台に係わったすべての方の思いが、会場を包み込む。

この心地よさって何?

ああそうか。

タカさん(永見隆幸氏)の、この時代に命が与えられた者、地球人としての自覚と責任、すべての人に対する希望となぐさめのメッセージが根底に流れているからなんだと気付く。

“愛を持って互いを担い合う自由”
タカさんの 熱い、でも とっても やさしいメッセージ。
心の乾きがちな時代にあって、このメッセージが私達を包んでくれるんだ。

2008年は、『HOPE~夢をあきらめないで』
メリー・アーティスツ・カンパニー主催とあったら、すぐにチケットを手にしようと決めました。


李 大宗 (イ テジョン)



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御盛会 おめでとうございます。

あれだけのステージを構成し、すべての面に目配りをして世に出すのは、並々ならぬエネルギーと集中力が必要だったと思います。

わたしが “たまげた” と云ったのは、フレッド・アステアとかジーン・ケリー、シド・チャリシー等々、
ミュージカル映画でしか見たことのないシーンが、ナマで、ステージ上で演じられたということについてです。

それも、歌唱、ダンス、そしてタップに至るまで、それぞれ分業でなく、一人の人が すべてこなして
(それも高度に)おられるのにびっくりしました。

あれだけの進行、歌詞、フォーメーションに至るまで完成度の高い仕上がりにするにはかなりの期間が必要だったでしょうし、小道具、衣裳、その他、手抜きのない仕込みには感心しました。

フル編成のビッグ・バンドを使っての音楽には、アレンジにはじまって、大変だったと思います。

いずれにしても、すべてがふんだんに盛り込まれた豪華ステージで、なつかしいジャズのナンバーともども十分楽しませていただきました。

特に「私の方が素適 Anything You Can Do I Can Do Better」というナンバーで聴かせたハイノートは、
クラシックの素地に培われた見事なもので、私が昔、ジャズ歌手の歌で聴いたそれを、はるかにしのぐ出来でした。

途中で下がってきた眞紅のカーテンも、あれひとつで随分とゴージャス感が違ってくるのに感心しました。

以上、とりとめのないことを思いつくままに書き連ねましたが、名古屋発のアーティスト・エンターテインメント集団として今後ともご活躍ください。


川原正雄



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